数年前までは生産工程の効率が悪く、ワインダーの能力を十分に活かせていない状況でした。この状況を打開するため、自動ワインダーの評価指標を1時間ごとに手動で収集し、改善に取り組みましたが、大変な手間と時間がかかりました。
そんな時、ムラテックからMSSを紹介されました。MSSは、私たちに必要なデータをリアルタイムで提供してくれるため、エンジニアは本来のメンテナンス業務に専念できるようになりました。リアルタイムでの改善対応によりワインディング工程の生産性が上がったことで、リング精紡の生産量を1日あたり約3,000Kg増やすことができました(1日あたり生産額:約90万ルピー)。この「Visual Manager」のおかげで、機械のパフォーマンスも継続的に向上しました。MIS%(糸つなぎミス率)は12%から5~7%に、テンション切れ率は5%から3%に、YLM(黄ボタン率)は1%から0.2%に、不良ボビン排出率は1.2%から0.6%に減少しました。MSSポータルから常にデータと診断レポートが送られるため、収集の手間が減少しました。
また診断レポートとは別に、Visual Managerのトラブルシューティングガイド機能でメンテナンス作業が容易になり、熟練者ばかりに頼ることなく運営することができるようになりました。いまや、慣れない作業者でも、夜間でも、正しくトラブル対応できるようになりました。ジョブリストが機械のVOSディスプレイに表示されるため、すぐに対応できます。通信が途切れることもありません。Visual Managerの日次、週次、月次レポートは社内のすべての部門に共有され、浮かび上がった課題はすぐに解決されます。MSSポータルでは、パーツの更新時期などの新情報が提供されるため、私たちのチームは常に完璧なメンテナンス計画を立てることができます。
またMSSポータルの画面では、自社の全ての機械のデータを視覚化して比較できるため、グループ全体のパフォーマンスが向上しました。例えば、機械の稼働状況を示すIMWの世界ランキングで、下位1/3から上位1/3へと上昇しました。Visual Managerは、リーズナブルながらも他にはない優れたガジェットです。業界がインダストリー4.0について語り始めるずっと前から、IoTやAIを導入してきたムラテックに感謝しています。
Sri Kannapiran Millsは、これからもムラテックがユーザーに素晴らしいサービスを提供し続けることを願っています。
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